福岡フォーカシング・フォーラム
●なぜ、勉強が苦痛になるの?
勉強イコール「しなければならないもの」「面倒くさいもの」
中学校に上がる頃には、このような感じ方が当たり前になってしまっている人は、少なくないようです。
脳には断舎利機能があって、脳は「不要」と判断すると、その記憶をなるべく捨てようとします。
不要かどうかの脳の判断にかかわってくるのが、感情です。
「したくない」「面倒」「やらされ感」で勉強すると、脳は「不要」と判断し、
せっかく勉強をしても、覚えにくかったり、すぐ忘れたりして、益々勉強が嫌になってしまいます。
このような状態を続けていくと、大人になっても
自分には勉強が向いていないという思い込みが続いてしまい、
人生を送る上で、勿体ないですよね。
義務教育の間にこそ、多くの子どもさんが、
自分なりの勉強に向かう気持ちとやり方を、
身に着けられるようであったらいいなあと思います。
そこで、私達は、
中学生のための
「心支塾(しんしじゅく)」を、大学にて、
無料で一定期間開講し、
中学生の皆様の、学びの支援を行うことにいたしました。
このプロジェクトクトを通して、
教え方に関する心理学の知見を得ることも目指しています。
そこで、心支塾の受講生になり、研究に協力していただける中学生を募集しています。
*このプロジェクトは、
九州産業大学臨床心理センター こころのウェルネスプログラム の一環として行われます。
●勉強にすんなり取り組めるようになる -心支塾への想い-
心支塾(しんしじゅく)は、子ども一人ひとりに合わせた声かけで勉強を教える
個別指導スタイルの塾で、
研究を兼ねて一定期間開設します。
心支塾の講師は、個別指導塾の講師として教えてきた経験を持ち、若い研究者でもある、大学院生です。
彼は、勉強嫌いの子どもたちでも自分に合った勉強への取り組み方を見つけることで、勉強がずいぶんスムーズになることを見てきました。
そして、子どもの勉強への取り組みをサポートするための課題設定の仕方や、
関わり方について研究するようになったのです。
彼のノウハウは、種々あるようですが、
彼の初期支援の特徴を一言で言えば、「勉強嫌い感のデトックス」だと言えるでしょう。
とにかく、勉強に関して、生徒さんの自由裁量の領域を増やすこと。
そして、目標設定の仕方を変えてみる。
そうすることによって、脳が徐々に、勉強を再び受け容れ、
だんだんと面白くなり、
勉強に取り組むのが、今よりもずっと楽になってくるのです。
どうせ勉強するならば、勉強をが今よりも楽しくなったら楽だし、嬉しい。
そんな方は、
ぜひ、心支塾で、勉強してみませんか。
心支塾で勉強する3ヶ月間を通じて、自分に合った勉強方法を見つけ、
なぜ勉強するのかについての答えを、
それぞれに見つけてもらえればと思っています。
●授業内容
中学1~3年生の英語(リーディング、ライティング)です。
中学校の定期テストや高校受験を意識した勉強の他、生徒様のニーズやご様子に合わせます。
このように、行う勉強は、ごく一般的な、学校の補習、定期試験、受験のための英語の勉強ですが、
講師とのやり取りで、勉強に対する感じ方が、徐々に変わってくるかどうか、
試してみられてはと思います。
●授業形態
担任制で、一人ひとりの性格や学習段階に合わせてマンツーマンで教えていきます。
(同じ教室内に他の受講生が3〜4人同席する場合がございます。)
●授業日時
開講日は、8月31日(土)~11月16日(土)までの毎週土曜日(11月2日(土)を除く)の計11日です。
お試し参加、途中参加OK、欠席、中止自由です。
時間帯は、①15:00〜16:30、②16:45~18:15、③18:30〜20:00からお選びいただきます。
●ご受講料
無料で行います。
●授業の実施場所
福岡県福岡市東区松香台2丁目3−1 九州産業大学2号館
(お申込みくださった方に、部屋をお知らせいたします)
●担当
講師(担任) 只松正基(ただまつ まさき) 九州産業大学臨床心理センター相談員、塾講師
塾長(プログラム監修) 森川友子(もりかわ ゆうこ) 九州産業大学人間科学部教、福岡フォーカシング・フォーラム主催
●ご検討くださる方へ 事前及び実施期間中のご説明
・心支塾のご受講を検討しておられる方に、よろしければ事前のご説明をさせていただきますので、お気軽にお申し付けください。
・心支塾ご受講中のお子様の様子について、保護者様からのお尋ねにお答えします。
●定員・ご応募条件
中学1〜3年生 10名様程度
*勉強が嫌いな方、学習意欲が低下している方、成績が伸び悩んでいる方などを特に歓迎いたします。
*次のいずかに該当する場合は、事前の授業準備等ございますので、お申込み前にお問い合わせして頂きますようお願い致します。
(当方ではサポートが提供しにくいと考えられる場合、お断りさせて頂くことがございますことをご了承下さい。)
①精神科で治療中のお子様
②発達に関する診断がおありのお子様
③身体に不自由がおありのお子様
④重篤な病気のある子様
●心支塾へのお問い合わせ・お申し込み先
只松正基 (メール)k18gkk63@st.kyusan-u.ac.jp
お問い合わせや事前説明のご依頼はお気軽にお願いいたします。
要領は以下の通りです。
<申し込み方法>
お申し込みは、指定されたメールアドレスに必要事項を記載の上で送信して下さい。後ほど、こちらから授業の日程についてメールを差し上げます。授業の時間帯枠の調整を行うため、返信までに2、3日頂く場合がございます。
なお、応募頂きました授業または時間帯枠が既に定員に達している場合など、ご希望に沿えない場合もございますので、悪しからずご了承ください。
*メール受信拒否設定をされていると、こちらからのメールが届かない場合もございます。こちらからのメールが届かなかった場合は、再度メールを送って頂きますようお願い致します。
<必要事項>
※応募する時はメールに以下のことを記載して下さい。
①お名前、性別、学年、特記事項(あれば)
②ご希望時間帯(できれば第3希望まで)
<応募締め切り>
8月30日(金)
受講生が定員に達していない場合は、締め切りを過ぎても受け入れる場合がございますので、締め切り期限を過ぎて応募なさりたい場合は、「心支塾へのお問い合わせ先・お申し込み先」までご連絡くださいますようお願い致します。
●研究に関するお問い合わせ・ご連絡先
森川友子
九州産業大学 2号館7 階 森川友子研究室 〒813-8503 福岡県福岡市松香台2 丁目3 −1
(直通電話)092-673-5897 (メール)morikawa@ip.kyusan-u.ac.jp
<研究協力の内容等について>
・研究は九州産業大学の倫理規定に則って以下のように実施されます。
・研究へのご協力は任意であり、心支塾プログラム前・中・後いずれの期間も、研究協力を取りやめていただけます。
・授業中の講師と受講生様の会話や、受講生のご様子、下記の感想・アンケートを研究に用います。
・心支塾ご受講終了後に、個別に連絡し、受講生様及び保護者様にプログラムの感想や現在の状況を尋ねるアンケートを依頼することがありますが、協力は任意です。
・研究の結果を講師の修士論文に使用させて頂きます。その修士論文を学術論文、学会発表という形で公表する可能性があります。なお、受講生様の授業中の会話や様子、成績がどのように変わったかといったことを修士論文に記載する場合は、個人が特定されないように配意するとともに、受講生様及び保護者様にお見せし、了解を取らせていただきます。
・記録やアンケート、メールアドレス等の個人情報は保秘に配意して管理され、研究終了後もお問い合わせに応じられるよう所定の保存期間(研究終了後10年間)保管、その後速やかに破棄します。
お読みくださってありがとうございます。
心支塾についてのご説明は以上になります。
皆様からのお問合せ、ご応募を心よりお待ちいたしております。